ari ari diary

多分、駄文

かんけー(ん)ないね、とは言わせない

新しいカテゴリを作ってしまった。
漢検協会が「もうけちゃってウハウハ」問題。

財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市下京区)の業務委託先で、大久保昇理事長の長男・大久保浩副理事長が代表を務める情報処理会社「日本統計事務センター」が、レーシングチームのメーンスポンサーになっていたことが分かった。協会は08年10月、文部科学省に対し同社に精算事務委託費として年間約4000万円支出したと報告しながら、実際には3年間で31億円以上も払っていたことが発覚。間接的にとはいえ、漢検の収益がレースに投入された可能性もある。
  (中略)
協会関係者によると大久保副理事長はレース好きで知られ、協会本部ビル2階にある漢字資料館には、漢字で装飾を施したレーシングカーが展示されている。この関係者は「出張したはずの副理事長が海外レースのテレビ中継に映っていてびっくりしたことがある」と話した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090218-00000014-maip-soci

これは無いわー。なんで、たかだか一個人の趣味に対して、そんなお金の使われ方するの? 政治以外で、久々にムカッとする記事読んだ。
 
漢検といえば、1級の受験料が5000円というのは高いという話が出ている。
たとえば、英検だったら級が上がるたびに、試験時間は長くなり、リスニングテストも導入され、上級だと二次試験まである。二次試験は面接だから、勿論面接官も雇う必要があり、結果受験料は上級ほど高くなる。これならまぁ、級と比例して受験料も上がっていくことには納得がいく(普通に試験を受けたときと、一次試験免除のときの受験料が同額ってのは、腑に落ちないけど…)。
僕が小学生の頃、そろばんをやっていた関係で、全国珠算教育連盟(通称:全珠連)も例を出してみる。受験者の拘束時間はだいたい1時間弱くらいで、最高位である段位の試験は、現在2700円。試験会場は、驚きの2000箇所。僕のときはいつも同じ商業高校で受けてたから、何か学校と連盟で提携みたいのをしてるのかもしれないが、それでもその会場分、試験官や採点者を雇う必要がある。人件費だけでもバカにならないはず。
情報処理検定も、5時間拘束+1時間昼休みで、5100円。
でも、現在の漢検の受験料は、3級までは2000円・2級4000円・準1級4500円・1級5000円。でも、試験時間は全ての級で、1時間。勿論、リスニングなんてものは無いし、受験マナーとかも同じ。試験官と採点する人はいるけども、それほど級によって大きく差が出るものでもない。なのになんで受験料は、級によってこんなにも差が出るんだろう? 前々からなんとなく不思議には思ってたんだよねー。
 
こういう不正な経費利用が明るみに出ると、信用問題にもなりかねないよね。次回以降、漢検を受験する人は、昨今の不況と重なって減りそうな予感。
半年くらい前、僕も「そろそろ2級受けてみようかなー」と思ってたんだけどねぇ*1。もし、受験料がぐんと安くなったら、また受けてみようかとは思ってるけど、今は受けたいとも思わない。とりあえず、膿を出し切って欲しい。僕みたいに(肉体的な意味で)。

*1:3級持ってます