ari ari diary

多分、駄文

落石

プラン

mixiのコミュニティに「岬大好き」というのがあるんだけど(僕は入ってない)、そこによると落石岬が結構すばらしいというコメントがいくつかあった。そこで、地図で確認したところ、落石駅で降り、数kmあるけば着きそうな距離だったので、行ってみることに。
実は、この旅でかなり楽しみな場所の一つ。僕は、観光地化されすぎてる場所ってそんなに好きじゃなくて、観光地なんだけどそんなに名の知れてないところの方が割と好む。前もって仕入れていた情報によると、落石岬もそんな観光地化されていないようなところらしいので、期待度大である。

落石駅

落石駅で下車。駅舎の中を通らずに、横の道を通って駅の外へ出る。

落石へ行く道は一本しかないため、迷うことはない。この道を通って、岬へ行く。

落石地区

岬へ向かって、ただひたすら歩く歩く。

途中、お店らしいお店すらない。もちろん、コンビニなんてもってのほか。

海辺の町って、一般に潮の香りがすると言われるが、ここ落石は昆布漁が盛んなのか、昆布の香りがする。あぁ、昆布ってこんな匂いだったっけ。普段と違う香りがまた心地いい。

それにしても遠い。地図で見た限り、4kmくらいかなぁ、と思ったが恐らくもっとある。

落石岬の入り口

1時間半弱歩いて、ようやく落石岬の入り口に到着。

ここから先は、希少植物が自生してるなどの理由で、車などの立ち入りは禁止。でもひたすら歩いてきた僕には関係なく、そのままゲートをくぐる。

妙な建物

ゲートをくぐってまもなく、奇妙な建物が。

ミステリアスな映画にでも出てきそうな建物。窓はすべて封鎖されており、入り口↓も寒々しい。

デスノートとかに出てきそうな雰囲気。Rって何だろう…
近くには↓こんな碑。

分かりにくいけど、「落石電信無線局之碑」と書いてある。つまりあれは、いつの時代かは分からないが、無線局として使われた建物と言うことらしい。妙に不気味な建物…。

落石岬

建物を後にして歩き始めてすぐ、道が二手に分かれた。どちらへ行けばよいのか分からない…と思ってたところ、分かりにくいところに道標が立ってあるのを発見。それを見ると、左に行くとよいらしい。

これを信じ少し歩くこと300m。
ん…?

行き止まり。あれ? 「危険なので関係者以外は立入禁止」って書いてある…でも、岬へ行くんだったら、この道を通らなきゃいけないよな…?
でも、立入禁止になっている以上、どうにもならないので、止む無く引き返す。そして、二手に分かれた右の道を進む。

落石駅

無事に駅まで戻ってきた。駅-岬間の往復徒歩で3時間半もかかったのに、灯台までたどり着けなかったので、結局、無駄足になってしまった。でも、あの景色を堪能できただけでも良しとするか…
そんなわけで、駅舎の椅子にもたれ、休憩。誰もいないけれども、一枚撮ってみた。

ん…? あの貼り紙は…

そっかー。そう来たかー…何てこったい…
駅に到着したときは、「駅舎の中を通らずに、横の道を通って駅の外へ」出たので、駅舎内に貼ってあった注意書きなんて、気づく余地すらないわけで…。「ははは…」と笑うしか出来なかった。
そのあとネットで調べた結果、根室市観光協会のホームページに情報があった。

注意 :「落石岬へ通じる木道は施設の不具合の為、現在管理者(根室海上保安部) により、立入禁止の措置がとられています。」

http://www2.marimo.or.jp/Nimuoro/

もう少しネットで検索したところ、昨年に落石岬へ行った人のブログに引っかかったので、今年くらいから立入禁止になった模様。旅に出発する前にもうちょっとよく見ていれば…! なーんて言っても、後の祭り。

帰路

今日は最終的には釧路に戻るが、釧路行よりも、根室行の列車が先に来たのでそれに乗車。一旦、根室まで戻った。