ari ari diary

多分、駄文

皮膚科#12

皮膚を切開する日。
 

この日の昼から薬を服用し始めなければならないらしく、その処方箋を貰たんだけど、この時点で仕事に遅れそうだったので(今日は午後から出社すると言ってあった)、薬局に寄らずにそのまま会社へ。まぁ、処方箋ってどこででも受け付けてるらしいから、明日、土曜日でもやってる薬局探してそこで貰ってくることにする。

皮膚科#11 - ari ari diary

実は、薬局行くの忘れていた。しかも、処方箋を見たら有効期限というのが書いてあって、昨日までに薬を受け取らなければいけないことになっていた。わーお
とりあえず、諸事情を説明するために、集合予定時間の30分前の午後3時に病院到着。かくかくしかじかと話をすると、「薬を受け取るのは後でもよろしいので、先に手術を受けましょう」ということになった。というわけで、院内で待機。
 
僕が受診した皮膚科周辺には、他に小児科・眼科・耳鼻咽喉科が連なっている。全体的には患者数はそれほど多くなかったが、小児科だけはやたらと混んでいた。
医療崩壊」が叫ばれている昨今、医師の数が減ってきていると言われている。その中でも、「子供がジタバタする」「親がクレームをつける」「内容にみあった報酬がない」などの理由で、特に小児科医の数がかなり減ってきているそう。診てもらえる医者が少なくなってきているから、ここの病院に患者が集中していて、この科だけ混んでいるのかな…と勝手に思っていた。
 
あと、今の病院は全体的にそうなのか、それともここの病院だけなのか良く分かんないけど、携帯電話は禁止されていないらしい。僕なんかは病院ではケータイは禁止というイメージが強いから、それとなく注意しているのだが、人によっては普通に話をしている。
でもやはり最低限のマナーは守って欲しい。近くに座ってたギャル風のギャルが、ケータイで「もう2時間半も待ってるのよー マジありえねぇーってかーんじー」とか喋りだしたので、2時間半も待ってるとはお気の毒様とか思いつつも、ムカッときた。まぁ2分くらいで電話が終わったので良かったが。
 
午後4時に手術開始。こういう診察になると普段は緊張するのに、今日は何故か妙にリラックス。診察室に入るなり、「じゃあ、早速手術をしましょう」と上半身裸になってからベッドに仰向けに寝かされる。程なく、局部麻酔開始。麻酔って体内に浸透するまでに時間がかかるものだと思っていたのだが、麻酔の方法の問題なのか、手を休めることなく切開を開始した。
麻酔が効いている最中は肉体的な痛みはない。ただ、僕は意識があるため、何かまさぐられている感覚はある。いろいろいじられるたびに、「今は切開してるのかな」とか「今はいろいろと皮膚の中を見られているのかな」とか勝手に想像してしまい、且つ、頭の中でその映像が繰り返し再生される。それが僕の皮膚で行われているということを考えると、肉体的な痛みは無いものの、気分的に痛くなってくる。だから、停止ボタンを押して映像を止めたいのだが、止めても止めても勝手に再生される。今、これを書いていても考えるだけでちょっと痛い。手術の前半はそれがずっと続いた。
でも、手術の後半になったら頭の中のレコーダーが直ったようで、停止ボタンが効くようになった。気分的にも徐々に楽になった。完全に痛みが無いわけではないけれども。
手術終盤、がっちりとガーゼがされて、無事手術終了。時計を見てみたら、午後5時。丁度1時間くらい。
「思ったよりも『袋』が大きかったですね。取れるだけは取ったけども、もしかしたら身体の奥のほうに袋が残ってるかもしれません」とのこと。その除去した『袋』も見せてもらったけど、どす黒くて気持ち悪い物質という感じで、袋には見えなかった。
 
先日、受け取り損ねた抗生物質と新たに痛み止めを、薬局で処方してもらった。そのまま徒然と20分ほど歩いた。どうでもいいけど、あのあたりは随分と総合病院があるのね。
 
家に帰ってから患部のあたりを触ってみると、分厚いガーゼが充ててあった。ガーゼの周りにはがっちりとテープが貼られている。血が流れてこないための処置らしい。今、これを書いてる時点で背中に凄い違和感がある。ガーゼが邪魔しているため(それくらい分厚い)、今日は仰向けには寝れなさそうだ。尚、痛みは今は無い。
そして、このガーゼを交換してもらうために明日も病院へ行く。