ari ari diary

多分、駄文

輪廻転生

今日は、僕の知っている人で2件の訃報を聞いた。僕の身近ではなく、一般的にそこそこ名の知れている有名人とかなんだけれども。一人は川田さん、僕と同い年。一人は30歳代後半。若いので、いたたまれない気持ちになる。
同日、同じ職場の人が、午前中休暇を取っていた。課長曰く、「理由はね、彼の奥さんがこれで・・」と手でお腹を大きくするジェスチャー。つまり、赤ちゃんが生まれたということらしい。
亡くなったという報せと、生まれたという報せを、同じ日に聞くというのは、初めてのことだったので、なんか不思議な気分になった。一方で魂はなくなり、もう一方では新しい魂が宿る・・宗教嫌いの僕が宗教用語使うのもアレだけど、まさしく「輪廻転生」という言葉を思い出さずにはいられなかった。
人は生まれたその瞬間から死に向かっている。死んだ人は生まれ変わるためにまたそこへ向かっている。魂は巡り巡る・・か。
人が死ぬと、他の人は悲しむけども、死んだ当人はそれほど悲しいという感じはそこまでないんじゃないんだろうか。まぁ、どのようにその時を迎えたかにもよるんだろうけど。
だからといって、自分から死ぬのは本意ではないな。この世に生を受けたからには、自分が生きてきたという証を、少しでも多くのところに残していきたい。自分の人生を全うすべきだろう。そして、「自分から死ぬのは本意ではない」けれども、あまり生に固執するようなこともしたくない。昨今の医療技術の進歩等で平均寿命は延びているけれども、個人的には来るべき時が来たら、素直に逝きたいなぁ。
と思った一日でした。