なりふり構わない
自民も民主も、やってることがめちゃくちゃになってきてる気がする。
福田首相は２５日夕、薬害Ｃ型肝炎集団訴訟の原告らと首相官邸で会い、「心からおわびを申し上げます。私自身も一日も早くこの問題を解決したいと思っていた」と謝罪した。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071225it12.htm
首相は「皆様の切なる思いにこたえるためには立法措置による解決しかないと考えた。立法作業が一刻も早く終わって国会で成立し、皆様の長い長いご苦労に対し、少しでも気持ちが和らぐようになってほしい」と述べ、全員一律救済のための議員立法に理解を求めた。
まぁ、支持率アップのためのパフォーマンスですね。今までの振る舞いを見ている限り、この人が心からこんなこと言ってるとは思えない。譲歩するとしたら、国側ではなく、原告側だと思ってたんだけど・・・全員一律にする意味が分からない。
1977年12月に、アメリカがフィブリノゲンの承認を初めて取り消したんだけれども、それよりも前の1976年以前にフィブリノゲンを投与された人も救済の対象に入れよ、と原告団は言ってるそう。でも、そのころはフィブリノゲンの危険性が認知されてなかったわけで、「その人たちも含めて全員一律救済せよ」という主張は無理があると思う（参考：薬害肝炎 - Wikipedia）。なので、そこは国が譲歩する必要はなかったように思えるのだが、結果は・・・そういうことになりました。これを支持率アップのためのパフォーマンスと言わずして、なんと言おうか。まぁ、福田さんなんてそんな人だと思ってたので、今更驚くことでもないか。
民主党は２４日、参院選で公約に掲げた「高校教育無償化」を具体化するため、来年の通常国会に国公立の高校・高等専門学校の授業料を無償化するための法案を提出する方針を固めた。
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20071225ur02.htm
無償化のための予算は年間で２７８８億円と試算している。
（中略）
だが、民主党は「高校通学は事実上、義務教育化している」として、小中学校と同じように高校の授業料無償化を主張。夏の参院選の政権公約（マニフェスト）に「高校は希望者全入とし、無償化する」と明記した。
民主党は公立校だけでなく私立高校も含めて無償化した場合は、総額で３９６７億円の予算が必要だと試算した。
民主は、国の借金を増やす気満々ですね！！
「高校通学は事実上、義務教育化している」ってかなり前からだろ。何を今更・・・
