ari ari diary

多分、駄文

世界遺産

僕の中で、最近あまり好きじゃなくなってきたもののひとつ。
数年前まで、日本の何かが世界遺産に登録されるたびに「すげー!」とか普通に思ってたんだけど、知床が登録されたころから何か違うような気がしてきた。「世界遺産」というものが全国的に認知されすぎてしまったからか。「世界遺産に登録された」というだけで、こぞって観光客がどっと押し寄せるという状況。話題性だけで皆して同じところに行きたがる日本人。でも、登録されたらされたで、その後のことを考えない文化庁。そんな感じ。
知床のときは、世界遺産に登録されたというだけで、登録前と後では観光客の数が違ったとか。「手付かずの自然がたくさん残っている」というような理由で登録されたと思うんだが、そんなに人が押し寄せたら手付かずの自然がどんどん減っていくのでは? と思った。それならば、世界遺産に登録されないほうが、いつまでも自然を保てるだろうに。というか、自然を見たいのであれば近所の森でもええやんとか思ってしまう。自然を守ることは大切とは思ってるけど、さして自然に対して興味を持っていない僕の戯言だけど。
というわけで、今日このニュース↓を読んで、反発できる限りはどんどん反発しちゃえ! という感想を持った。

国としては、諸外国に対して「日本にはこんなにも素晴らしいところがあります!」とアピールしたいんだろうけど、そもそも日本の文化・自然等が世界遺産に登録されて一番過剰に反応してるのは日本人なんだよねぇ。そして皆してその世界遺産に行ってしまう。文化遺産ならそうでもないだろうけど、自然遺産であれば逆に自然破壊につながることもなりかねない。まぁ、富士山とかはもともと人気スポットだから登録したところで劇的に変わるとかはあまりないかもしれないけど。でも、後先考えずにポンポンと「これも世界遺産に!」「うちも是非!」とか言うのはどうかと思う。
そもそも、ここ数年、世界遺産増えすぎじゃね? そろそろ「ふるい」にでもかけて世界遺産から落としてもいいのとか出したほうがいいのでは。本当に後世に残したいものだけを「遺産」として登録すべき。