札幌-深川-増毛-深川-札幌
札沼線・石勝線夕張支線に次ぐ「JR北海道全線乗りつぶす」旅の3発目。今回は留萌本線に乗ってきた。
目指すは、留萌本線の終着駅がある増毛町(ましけちょう)。通称、フサフサタウン(違
札幌
札幌から日帰りで留萌本線に乗るには、始発電車に乗らなければ厳しいので、今日は4時半に起床。
自転車で札幌駅へ向かう。
北大の中を通って行く。5時代の北大は流石に人が少ない。
札幌駅着後、0602発・旭川行の電車に乗車。
深川
0832深川着。次の留萌行列車が1108で、2時間以上時間があるので、市内をぶらついて時間を潰す。
そしたら、不思議なモノを発見。
「YES そうご電器」の看板が! 北海道で誕生した電器チェーン店だったのだが、経営不振に陥り、結局7年ほど前に完全に店を畳んだという経緯がある。
そのため、北海道内では、そうご電器は営業していないと思ったのだが、もしかしてまだやってるんだろうか…と思いつつ、近くまで行ってみたら、
こんな感じだった。そうご電器ではなく、貸金業や居酒屋など、いろいろな店舗が入っていた。
目印として使ってたり、単に看板下ろすお金がなかったり…と、いろいろ事情があるのかな。
▲石狩川
深川-留萌
1108留萌行乗車。
僕が座った前の席には、おっさんが5人で座っていた。女性同士とか、カップルとかだったらたまに見かけるが、おっさんが5人も乗車しているのは、あまり見かけない。
しかも、5人ともどうやらそれなりの鉄道マニアなようで、主に道内の鉄道に関して知識を披露しあっていた。「あと250mくらいで、橋を渡るようだ」と誰かが言って、ホントに橋が見えてきたときはちょっとビックリした。…と思ったら、手に線路の標高図を持っていた。それ見てたら分かるわな。
他にも、終始運転席の傍を陣取って、ずっと列車の前の眺めを見ている人も結構いたり。乗客は20人くらいだったけど、半分は鉄ちゃんだったんじゃないだろうか。
留萌
1204留萌着。
先に改札を抜けていた鉄ちゃんらしき人が、窓口で駅員さんとやりとりしていたので、何となく遠目から見ていた。
鉄「すいません、オレンジカードってここにあるので全部ですか?」
駅「そうですね」
鉄「じゃあ、これ全種類2枚ずつください」
ええぇぇっ。全種類って何枚あるか確認しなかったけど、普通に数千円〜1万ちょっとはするよなぁ。見た目、僕と同じくらいの年の頃だと思うのだが…恐るべし。
1230に留萌を発ち、増毛へ。
増毛
1255増毛着。
鉄ちゃんが多い列車だったけど、撮り鉄はどうやらいないようで、増毛に到着するなり皆さん足早に捌(は)けていった。
おかげで、写真撮りまくり。
増毛駅の駅舎内では、蕎麦屋さんがあるのだが、どうやら休業している模様。帰ってきてから調べてみたら、4月下旬から11月までの営業との事。
ある程度満足したところで、増毛の町を散策してみようと思ったのだが…
個人的に見所が全く無い…
でも、次の列車に乗るまで2時間半も時間があったので、とりあえず幹線道路沿いを中心に散策。
駅から近いところだと、酒造とかあげたてかまぼことか、お店が点在してたんだけど、普通にスルー。酒あまり飲めないし、そんなに食べたい気分でもなかったし…。
延々と歩き続けたら、川に来た。
暑寒別(しょかんべつ)川。バックの山々がなかなか綺麗だったのだけど、撮ったら雪のところが白飛びしてしまい、あまり写真ではその雰囲気を伝えられず。残念。
1時間ほどかけてひたすら幹線道路沿いを歩いてみたけど、川を越えたあたりから、これ以上行っても何もなさそうな感じだったので、引き返す。
2時間半の大半を歩いて過ごした。歩いて歩いて、その町の雰囲気を感じてみるというのが、僕の来たことのない町での好きな過ごし方らしい。
尚、ホントは同じ増毛町内の雄冬峠というところまで行ってみたかったのだが、26kmも距離があるのでムリだった。
最後に増毛灯台というのが近くにあったので登ってみた。駅から歩いて5分くらいで到着。
普通の住宅街の中から忽然と姿を現す灯台。中には入れないようだ。
そこから駅を見下ろす。
この旅一番の景色。
1548増毛発の列車に乗る。そしたら、さっきのおっさん5人組が乗り込んできた。また僕の前の席に座る。
「いやー、凄い美味かったね!」と言ってるあたり、どこかで食べてきたみたい。そんな飲食系の店なんてあったっけ…
深川
自転車なんて出させねぇ(雪のつぶやき)
留萌本線を乗り潰すからには、車窓の景色も楽しみたいと思ったのに、朝早かったのと増毛とかで歩き回ったのとで、車内では殆ど寝てた。勿体無い…
その後は、札幌まで真っ直ぐ帰宅。2017に到着して、今日の旅は終了。