ari ari diary

多分、駄文

審判

◆久々に寒い朝だった。布団からなかなか出れず。
◆積雪がないので、霜がおりていた。
◆週間天気予報を見ると、今週末はまたグッと冷え込んで雪が降るらしい。そろそろ根雪にもなりそう。そうなると自転車には乗れなくなるな……というわけで、仕事帰りに、自転車では普通に行けるけど、地下鉄+徒歩で行くにはちょっと面倒くさいようなところに行ってきた。具体的な場所を挙げると、東急ハンズサッポロファクトリー
◆暗い中、自転車に乗って、大通公園で信号待ちしていたら、真上の木から鳥の鳴き声がやたらとチュンチュン鳴いていた。周りには白いものが多数。なんかイヤな予感…と思うや否や、着ていた上着に「ポトッ」という音。触ってみたら…糞…。そのあと、履いていた靴にも落ちた。ティッシュで拭き取った。
糞害に逢ったのは初めて。鳥の鳴き声がするところには近づかないほうが賢明だな。
◆今シーズン初めてファクトリーのツリーを見た。10分くらい見続けた。

ツリーと一緒に写真を撮ってる人も沢山いたけど、その中でいい年したおっさん2人が混じっていた。
阿部(仮名)「おっ、ツリー凄いですね! 一緒に撮ってあげますよ、坂本さん!」
坂本(仮名)「いやいや、いいですよ。恥ずかしいよ」
阿部(仮名)「そんなこと言わずに! さあさあっ!」
坂本(仮名)「うーん、そうか? じゃあ…」
阿部(仮名)「はい、チーズ!」
「カシャッ!」
阿部(仮名)「あっ、ごめんなさい。なんかボケました」
坂本(仮名)「ええっ!? ちゃんと撮ってくださいよ」
阿部(仮名)「すいません! もう一枚いきます! はい、チーズ!」
「カシャッ!」
阿部(仮名)「おっ、これはいいんじゃないですかね?」
坂本(仮名)「そう? なんか私写り悪くないですか?」
阿部(仮名)「んなことないですよ! 男前で・す・よ♪」
坂本(仮名)「…音符使うのやめません…? 気持ち悪いですよ…」
阿部(仮名)「あぁ、すいません!」
坂本(仮名)「まぁいいや…今度は阿部さんを撮ってあげましょうか?」
阿部(仮名)「いいんですか? ありがとうございます!」
坂本(仮名)「いえいえ。じゃあ、そちらに立ってください」
阿部(仮名)「すいませんねぇ」
坂本(仮名)(デジカメのディスプレイを見ながら)「阿部さん、ちょっと表情硬いですよ。もうちょっと笑ってー」
阿部(仮名)「あまり撮られることに慣れてないから…」
坂本(仮名)「あー、その笑顔、いいですねぇ。いきますよー、はいっ」
阿部(仮名)(ニコッ)
坂本(仮名)「阿部さん、奥さんとの関係はどうなんですかっ?」
阿部(仮名)「えっ?」
「カシャッ!」
坂本(仮名)「あー、また表情硬くなったー。もうちょっと笑わなきゃ」
阿部(仮名)「今、家内の話題を出すのはタブーでしょっ!」
坂本(仮名)「あっ、すいません…急に走馬灯のようにまわってきたもので…」
阿部(仮名)「もうね、家のことを考えるとホント疲れるよ…」
坂本(仮名)「大変ですね、お互い…」
阿部(仮名)「まぁ、坂本さんのところに比べたら…」
坂本(仮名)「…いえいえ、そんなこと…人生なんていろいろありますし…」
…(しばし沈黙)…
坂本(仮名)「まぁ、そんな水臭い話いいじゃないですか。もう一枚撮りましょう」
阿部(仮名)「あぁ、ありがとう!」
坂本(仮名)「じゃあいきますよー、はいっ!」
阿部(仮名)(ニコッ)
坂本(仮名)「阿部さん、娘さんはどうなんです?」
「カシャッ!」
坂本(仮名)「おっ、今の笑顔! ひまわり級じゃないですか!」
阿部(仮名)「…ひまわり級ってよく分かんないけど…いやー、娘がねー、ホンッッッッット可愛いのさー」
坂本(仮名)「この話になると、急に明るくなりますよね」
阿部(仮名)「だって、今の私にとって、娘は最大の生きがいですからねー!」
坂本(仮名)「すっごい分かりますよー」
阿部(仮名)「おっ、ホント? 話分かるねー! じゃあこれから一杯いきますか? 」
坂本(仮名)「いいですねー、行きましょう!」
阿部(仮名)「いやー、ホント子供可愛いよねー」
坂本(仮名)「可愛いよー…」
みたいな。妄想アテレコ。自分で書いておきながらこれは酷いな。
◆ファクトリーにあった鏡の前を通った時に自分を映してみたら、身に着けていたものの中に、見慣れないものがあるのに気づいた。
かぶっていた青い帽子に……白いものが……
…そうかー、ここにも糞が落ちてたのかー…。ぜんぜん気づかずに30分くらいフラフラと歩いてたなー。白いの気づかずに歩いてたと考えると、ちょっと恥ずかしくなってきた…
もー、糞害に逢って憤慨したわー。