ari ari diary

多分、駄文

日本縦断行 2日目:縦断1日目

駅前バスターミナル

折角、稚内まで来たのだから、JRで南へ向けて出発する前に、まずは最北端の宗谷岬へ行くことにした。
宗谷岬までは少々遠いため、バスを利用。バスターミナルは駅前にあり、ホテルからターミナルまでは徒歩10分前後の距離。ホテルをチェックアウトしたのは、バス出発20分前。時間的に余裕はあったのだが、天気があまりよくないためにダイヤが乱れてる可能性があり、ちょっと急いでおきたかった。
キャスター付きの重いキャリーバッグは駅のコインロッカーに預ければ良かったんだけど、そういう考えが浮かばず、重い荷物と一緒に、宗谷岬へ向かうバスに乗車。そして出発。

↑バスターミナル
 

宗谷岬

海沿いを走り始めた頃から、海からの猛烈な風が轟音とともに乗っているバスに叩きつけている。下手したら、乗ってるバスが吹き飛ばされるんじゃないのか・・・と心配したくなるくらいの強風。そのため、到着が少し遅れることも懸念していたが、運転手さんは強風の中の運転に慣れているのか、意外にも定時刻に宗谷岬に到着した。
僕のほかには、6名ほど下車。うち3名が外国人。

風速が14m/s・気温1℃。風がとてつもなく強いため、実際の体感温度はマイナス10℃くらいに感じる。そもそもまともに立ってらんない。しかも、キャリーバッグまで持ってるから、キャリーバッグが飛ばされそうになる→飛ばされないようにしっかり持つ→持ってる自分が飛ばされそうになる、となり、軽く命の危険すら感じた。雪が降っていないのが幸い。
突っ立っていると、エネルギーを消費するだけなので、どこか建物に入ろうと周りを見渡してみる。すると、バスの停留所のところに休憩所が。車に注意しながらも、急いで休憩所へ避難。

休憩所の中に入ると、そこには旅ノートが置いてあった。「from 岐阜」「市原から来たです!」など、ホントいろんなところから宗谷岬を目指して来てるんだな、と実感。

しばらく休んでいたけど、やはり最北端に来た証明として撮るべきものは撮っておきたい、ということで、重いキャリーバッグをとりあえず休憩所の中に置き、悪天候の中、一人で撮影会。



で、最北端。

そういえば、一緒にバスから降りた外国人3人組は、こんな強風の中にも関わらず、一目散に宗谷岬の碑を目指し、記念撮影。その後は休憩所の裏の坂を上ってどこか行ってしまった。こんな悪天候なのに、物凄いバイタリティ。

間宮林蔵
バスが来る30分間、宗谷岬を堪能。悪天候でしんどかったが、場所的にはとても良い所だと思った。ただ、今度機会があったら、風が穏やかな時に来たい。
 

稚内駅へ戻る

例の外国人3人組みは帰りのバスが来る頃には戻ってきた。宗谷岬で乗車した人たちは、30分前に降りた面子と一緒。
帰りも常時強風だったけど、やはり定刻通りに駅前まで戻ってこれた。
 

稚内


JR最北端の駅。ここから、JR最南端の駅へ向けて日本縦断の旅の始まり。

↑少々わかりにくいところにあって、危うく撮り忘れるところだった。
 

稚内1058 - 名寄1419


まずは、名寄に向けて出発。乗客は15人くらいと言ったところ。余裕で座れる。
南稚内を出発した辺りから、あまり目立った建物がなくなってきた。元は湿原と思われる、だだっ広い雪原が視界の地上を覆う。
でも、外は吹雪。途中から並行した天塩川は、水面が凍っている模様。

そして、通路を挟んで隣に座っていたおじさんは、寝始めた。

 

名寄1437 - 旭川1603

3時間ほど揺られて、名寄到着。

程なく、旭川へ向けて出発。乗客は少し増えて20人くらい、といったところ。
吹雪いていた天気は、旭川に着くころにはだいぶおさまってきた。
 

旭川1609 - 岩見沢1752

休むまもなく、またすぐに乗り換え。この辺りは何度か乗っているので、見たことのある景色もちらほらと。
でも、気づけばもう陽がかなり傾いており、岩見沢に着く頃には外は真っ暗。

車内から撮ったら、荷物棚が反射して写っちゃったけど、ご愛嬌。
 

岩見沢

岩見沢到着。次の列車まで時間があるので、駅の外に出て軽く散策。

少し離れたところに西友があったので、そこで時間を潰した後、駅に戻った。
 

岩見沢1935 - 苫小牧2059

ほぼ全線、単線。この区間は初めて乗車した。僕の祖母が住む町の近くを通るので一度乗ってみたかったので、願いが叶った感じ。外が真っ暗だったのがちょっと残念。

車内では、4人家族の一行が僕と同じく岩見沢から苫小牧まで乗っていたが、それ以外はそれほど乗客も無く、数人程度。
 

苫小牧


昨年までは滅多に来ることがなかったのに、今年だけで3度目の苫小牧。
来年も度々来ることになるのだろうか。
 

苫小牧2130 - 東室蘭2240

本日、最後の乗車。太平洋の海岸沿いの線路なので、海を見たいとは思っても、当然外は真っ暗なので、本を読んで過ごした。海を感じることも出来ない。

時間が時間だけに、乗客もまばら。
 

東室蘭

今日の旅はここまで。キャリーバッグのキャスターの「ガラガラガラガラ・・・」という音を目立つくらい響かせながら、本日のホテルへ。

23時頃にホテルにチェックイン。ようやく一人ゆっくりとくつろげれるけれども、明日は5:50の始発に乗らないといけないので、あまりゆっくりと寝てられません…。やたらと急ぐ旅。